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システムエンジニアの仕事内容とは?現役SEが語ります

9月 21, 2019

 

システムエンジニアの仕事内容とは?

 

就職活動中の人
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システムエンジニアってどんな仕事なんだろう?
こんなお悩み解決します
私は入社10年目になる現役のシステムエンジニアです。
masa
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本記事を読めば、システムエンジニアの仕事内容を理解することができます。

 

3分ほどで読めるのでお付き合いください。

システムエンジニアとは?

簡単に言うとシステムの設計を行う人のことをシステムエンジニアと言います。

 

よく、システムエンジニア=プログラミングをする人というイメージを持っているかもしれませんが、プログラミングより設計やスケジュールや進捗の管理業務をすることのほうが多いです。

 

プログラミングをメインで行う人はプログラマーです。

 

システムエンジニアとプログラマーは同じではありません。

プログラマーとの違い

システムエンジニアとプログラマー

 

システムエンジニアはざっくり、管理、設計、プログラミング、テストなどを行います。

 

プログラマーはシステムエンジニアが作成した設計をもとにプログラミング、テストを行います。

 

したがって、プログラマーよりシステムエンジニアの方が仕事の種類が多く、給料もシステムエンジニア>プログラマーとなるのが一般的です。

システムエンジニアの仕事内容

それでは具体的な仕事内容の説明です。

システムエンジニアはシステムを開発し、そのシステムに不具合が起きた場合にフォローします。

一般的にシステム開発注文住宅づくりの流れが似ているので比較しながら説明していきます。

システム開発のフェーズ

システム開発と注文住宅の家づくりはよく似ています。

 

この図でシステムエンジニアと建築士、プログラマーと大工はそれぞれの工程で

 

似た役割を担っています。

 

システム開発の1つ1つの工程を”フェーズ”と呼びます。

システム開発と注文住宅づくり

 

それでは1つ1つのフェーズについて説明します。

要件定義

システム開発を行う上で、一番最初のフェーズが要件定義です。

 

システムを使いたい人がどんなシステムにしたいかを決めるフェーズです。

 

例えばこんな事を決めます。

「駐車場管理システムを作りたい。予算は1000万、稼働時期は20XX年4月」

「顧客情報登録機能と駐車料金管理機能、駐車場予約管理機能が欲しい」

 

システムの構成、予算、機能などをシステムエンジニアと入念に打ち合わせを行います。

 

簡単に言うとシステムの方向性を決めると言ったところで、一番重要なフェーズです。

基本設計

次は基本設計というフェーズです。

 

ここではシステムの画面レイアウト(イメージ)のすり合わせや機能の処理内容について

概要を決めることです。

 

例えばこんな事を決めます。

「駐車料金管理画面では新規料金追加ボタンと料金修正ボタンを配置。新規料金追加ボタン押下時の処理は別の新規料金追加画面が出てきて料金を入力するフォームを配置する」

詳細設計

基本設計で決めた概要をさらに深堀りしてプログラミングを行えるまでの具体的な設計を行うのが詳細設計フェーズです。

 

例えばこんな感じです。

「新規料金追加画面で料金を入力するフォームの名称をform_moneyとし、その値はAという領域に保存する。」

 

製作(プログラミング)

製作フェーズというのが一番イメージをしやすいと思いますが、

 

基本設計、詳細設計をもとに実際にプログラミングを行い、システムとして動くものを作ります。

テスト

プログラミングにより作成されたシステムが正しく動くかをテストします。

 

テストにも種類があります。それぞれ目的が違います。

 

単体テスト・・・・・最小機能でのテスト

内部結合テスト・・・機能間で動くかのテスト

外部結合テスト・・・他システム間のテスト

総合テスト・・・・・業務内容に沿ったテスト

運用テスト・・・・・業務としてシステムを使うテスト

 

運用保守

システムの稼働後のサポートをするフェーズです。

 

システムでの不具合があった場合に不具合を解消させたり、データのメンテナンスを行ったりします。

 

またシステムについて操作方法についての問い合わせを受けたりします。

入社年度別の仕事内容

システムエンジニアでは入社してから仕事の内容が変化していきます。

システム開発の流れは上記で説明したとおりですが、年数や経験によって内容が変わります。

 

入社1年目・・・とにかく研修がメインのことが多いです。システムエンジニアは設計が中心ですが、プログラムのことがわかっていないと設計もできませんので最初はプログラミングの研修などが中心です。

 

半年以上研修ということも少なくありません。それぐらい基礎知識として学ぶスキルが多いということです。

 

研修後、実際のシステム開発のプロジェクトにすぐ入ることもありますが、その場合は製作やテストフェーズから入ることが多いです。

 

いきなり要件定義、基本設計といった上流のフェーズから入ることはほぼありません。

 

入社5年目・・・基本設計フェーズやテストの仕事が中心です。プログラミングはほとんどしなくなります。

 

入社10年目・・・プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとしてスケジュール管理や進捗管理、人員調達などの管理業務や要件定義フェーズなどの上流のフェーズが中心です。プログラミングはほぼしないです。

システムエンジニアに向いている人

システムエンジニアに向いている人は次のような人です。

チームで成し遂げることが好き

システム開発は1人だけでやることはまずありません。

 

必ず複数人(規模によって異なりますが、5~10名くらいのチーム)で開発します。

 

チームの人と一体となって1つのシステムを作り上げるので完成した時は達成感を分かち合うことができますよ。

新しいことが好きな人

新しい技術にアンテナを張って、それを取り入れることができると仕事も楽しくなります。

 

仕事ができる人のところには面白くやりがいのあることが回ってきます。

ITが好きなこと

IT製品や技術に触れることが多いので、ITが好きだと仕事していても苦になりにくいと思います。

出張が好き

システムを作ってほしい顧客がいれば、打ち合わせが発生するので顧客次第ではいろんな県にいけます。

その地域のグルメや観光が好きな人は出張が楽しみの1つになるかもしれません。

システムエンジニアで良かったこと

給料が高い

同時期に全く別の職種に就いた友人たちと比較してもシステムエンジニアの給料の方が高い傾向にあります。

パソコンに詳しくなる

毎日パソコンで作業するので詳しくなります。

家族や親戚などからもパソコン先生になれます。

Excelに詳しくなる

資料作成をExcelですることが多いのでExcelに詳しくなります。

マクロを作成して作業効率を上げるツールを作ったりしています。

タイピングが速くなった

メールや資料作成で文字を打つことが多いのでタイミング速度は速くなりました。

もちろんブラインドタッチです。

システムエンジニアでの不満

目が疲れる

ずっとパソコンの前で作業していると目が疲れてしまうことがあります。

慣れてしまうとあまり苦にはなりません。

顧客次第で働く場所が変わる

顧客が遠くにいる場合などは顧客のところに常駐という形で勤務する場合もあります。

ずっと何年も常駐ということはほぼないです。

まとめ

システムエンジニアは主にシステムの設計を行う人のこと。

プログラマーとは違う。

チームで仕事することやITが好きなひとは向いている。

 

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masa

このブログを運営しているmasaです。 社会人10年目のSEとして働いていますが、労働収入には限界を感じていて 脱サラし、自由に生きたいと思っています。 皆さんが興味の湧く記事を書き、疑問や課題に対しての解決案および対策を提供したいと思っています。

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