
シートのセルの選択位置が
バラバラで気になったことはありませんか?

全シートを1つずつ選択し、左上のA1セルを選択していき保存すれば
いいだけなのですが、手動で行うのは手間で、時間の無駄です。
Excelのマクロを使えば自動で全シートをA1セルに選択された状態を
簡単に作り出すことができます。
本記事では「全シートをきれいに左上のA1セルを選択」するマクロの
実装方法を紹介します。
簡単にそしてわかりやすく解説します。
もちろんコピペOKです。
全シートA1セル選択するマクロ
マクロは以下になります。コピペOKです。
Sub A1Cell_Select()
'変数定義
Dim objSheet As Worksheet
Dim i As Integer
Dim sheet1Name As String
i = 0
'シートごとの繰り返し処理
For Each objSheet In ThisWorkbook.Worksheets
'最初のシートの名称を保持
If i = 0 Then
sheet1Name = objSheet.Name
i = i + 1
End If
'A1セルを選択
objSheet.Select
Range("A1").Select
Next
'最初のシートを選択
Sheets(sheet1Name).Select
End Sub
全シートA1セル選択するマクロの解説
変数定義
- objSheet ワークシートの退避用変数
- i カウンタ用変数
- sheet1Name 1シート目の名称保持変数
'変数定義
Dim objSheet As Worksheet
Dim i As Integer
Dim sheet1Name As String
シートごとの繰り返し処理
For Each ~ Nextが繰り返し処理
ここではThisWorkbook.Worksheetsを1つずつ取り出し、objSheetに格納し、処理しています。
'シートごとの繰り返し処理
For Each objSheet In ThisWorkbook.Worksheets
'各シートに処理させたいことをここに書く
Next
最初のシートの名称を保持
最後に最初のシートを選択するため保持しています。
初回だったら最初のシート名を保持。2回目以降はスキップ
'最初のシートの名称を保持
If i = 0 Then
sheet1Name = objSheet.Name
i = i + 1
End If
最初のシートを選択
保持していた最初のシート名から最初
のシートを選択
'最初のシートを選択
Sheets(sheet1Name).Select